Xmas Arabian Bazzar

12.8(火)-13(日)11:00~19:00(最終日18時まで)

堺町画廊(京都)

コロナ禍、流通も途絶え分断される世界よりクリスマス・ギフトをお届けいたします。レバノン、トルコ、アルメニアのワインと、シリアのオリーブオイルや石鹸、イエメンのコーヒー。 シリア難民女性のアクセサリー、パレスチナ難民の手刺繍ストールなど。 期間中、レバノン、シリア、イエメン、イラク、パレスチナなどのオンラインツアーも開催予定。

トークセッション「中東オンラインツアー」

本当に行ってみたくなる!パレスチナ、イラク、シリアの魅力を写真で紹介します。

12月12日(土)15:00-

参加費:¥1000 お申込みはこちら

スピーカー

北村 記世実 (パレスチナ・アマル代表)

安田 有希(YDY代表)

佐藤 真紀(国際協力アドバイザーTeam Beko)(on-line参加)

パレスチナ

エルサレムは、3大宗教である、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地です。  様々な宗教、文化が共存するオスマン帝国時代から一変、第一次世界大戦でイギリス統治下となったパレスチナにはユダヤ人移民が急増しました。古代ユダヤ王国のあった地にユダヤ人国家を作るシオニズム運動をイギリスが後押ししたのです。第二次世界大戦後、パレスチナ分割案を国連が決議し、イスラエルが独立を宣言。さらに第三次中東戦争で東エルサレムを含むヨルダン川西岸、ガザ地区等をイスラエルは占領し、新たな難民を発生させました。93年のオスロ同意は占領下のパレスチナ人につかの間の自治をもたらしましたが、イスラエルの入植地政策などで頓挫し、紛争が再燃。今も400万人にのぼるパレスチナ難民の帰還や補償問題は棚上げにされたまま。尊厳を持ち、普通に生活を送ることをパレスチナ人は望んでいます。

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パレスチナ・アマル

パレスチナで育まれた伝統文化の美しさを みなさん、こんにちは。パレスチナ・アマルの北村です。 私がパレスチナと関わりを持つようになったきっかけは、医療系NGOのプログラムに参加したことです。1999年にガザのパレスチナ赤新月社 (アラブ版赤十字社)のリハビリセンターで、ハンディキャップのある子供たちと一緒にワークショップを行いました。 最初心配しましたが、パレスチナの人々は一様にホスピタリティーに厚く、温かく迎え入れて下さいました。 物質的には決して豊かではありませんが、人と人のつながりとか、ぬくもりとか、思いやりなんかが路地裏にまであふれていて、すっかりパレスチナに魅了されました。 それ以来、いつも心をパレスチナに飛ばしていたのですが、『社会起業』という概念に出会い、ビジネスを通して世界に貢献することができればとパレスチナ・アマルを立ち上げました。 私は販売を通して伝統や文化をお伝えして、「紛争」の印象の強いパレスチナのイメージを華麗に覆すことができれば、と思っています。そして、作り手の営みを守り続けていけるよう尽力いたします。 「アマル」とはアラビア語で「希望」を意味しています。 パレスチナの人々は、どんな状況でも明るく、生きていることを楽しむ名人のようです。そして決してあきらめません。そんな作り手の生み出す品々には、その精神が投影されたかのような美しさがあります。パレスチナ・アマルは、みなさまにそのパワーと美をお届けいたします。どうぞ、パレスチナで育まれた伝統文化の美しさをお楽しみください。

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イラク

イラクといえば、砂漠と石油、1991年の湾岸戦争や2003年のイラク戦争が浮かびますが、チグリス川とユーフラテス川にはさまれた肥沃な土地は、紀元前3500年頃からメソポタミア文明が栄えました。また中世は、バグダッドを中心に千夜一夜物語に見られるような優雅な文化や学問が花開きました。

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YDY(イディ)

YDY(イディ=アラビア語で私の手)

YDYのデザイナー、有希です。 YDY(=アラビア語で私の手)2016年からイラクへ避難するシリア難民の女性たちとアクセサリーを制作しています。モノづくりを通して中東とつながることを主軸に、商品開発に取り組んでいます。クリスマスアラビアンバザールでは、シリア人女性の表情豊かな色の組み合わせを楽しめるアクセサリー販売やシリア人近代アーティスト・ヒヤーム・サルマーン氏による絵画のストールを展示します。 クリスマスギフトにぴったりなアイテム!是非探しに来てください。

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レバノン

レバノンといえば古代フェニキア人の故郷です。 豊富なレバノン杉で造った船で地中海を 制してスペイン・ポルトガルにまで 勢力を拡大していたそうです。 1943年フランスから独立しました。 宗教的にはキリスト教徒が1番多い国で中東のパリとも言われてきました。一方で、イスラム教を含め18の宗派が存在するといわれおり、たびたび内戦になりました。「1日の間にスキーをして海に行って泳ぐことができる時期がある。」ので有名なレバノンですが、近年は深刻な経済危機に陥っています。

株式会社エインシャントワールド

今から数千年前、コーカサス山脈の南麓で、ワインの生産は始まったと言われています。 古代オリエント各地で造られたワインは、メソポタミアやエジプトで珍重され、ギリシャ神話や聖書にも多くの記述が残っています。 イスラム世界に組み込まれてからも、主にキリスト教徒の人々により、ワイン造りの伝統は受け継がれて来ました。 地中海性や大陸性の気候に恵まれたこの地域は、健全なブドウの生育に理想的な場所です。 土着品種の数々はその土地ならではの味わいを生み出し、意匠や銘柄にもそこに暮らす人々のアイデンティティが込められています。 弊社では、レバノン、アルメニア、トルコのアッシリア人のワインを取り扱っております。 彼の地に想いを馳せながら、悠久の時を経たワインを片手に、いざ乾杯!

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シリア

2011年、アラブの春をきっかけに起きた内戦で、難民となったシリア人は500万人を超えています。  しかし、もともと観光地とし見所が沢山あるシリア。町としては、ダマスカス、アレッポ、ホムス、ラタキアなどが主な所で、名所としては、パルミラ(古代都市遺跡)、ウガリット(アルファベット発祥地)、クラックドシュバリエ(十字軍の城)、マルーラ村(イエスの話していた古代アラム語が今でも話されていると言われる)、ボスラ(古代の町の遺跡)などなどが代表的と思われます。ダマスカスの町について見ても、キリスト教聖書に載っている場所や通りなどがそのままあるなど、多くの興味深い所を持っています。

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Team Beko

会津張り子の赤ベコの技術をシリアに伝えるために結成されたTeamBekoですが、シリアの子どもたちの絵や、アーチストの作品を用いて新たな商品化を行っています。収益は、シリアの小児がんの子どもや、その他手術の必要な子どもたちの支援に使われています。

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イエメン

アラビア半島の南端に位置するイエメンは、紀元前に「シバの女王」が統治したとされ、古代アラブの中心として栄えました。乳香と没薬が取れ、幸福のアラビアとも言われてきました。また、モカ・コーヒーは、その名の通りイエメンのモカ地方が原産です。しかし、近年は苦難が続いています。特に2015年からは、内戦が激化。国連によると、イエメンでは長引く内戦の影響で、25万人が飢餓状態にあり、国民の8割にあたる約2410万人が人道的支援を必要としています。  「世界最悪の人道危機」といわれながら、日本で報道されることは少なく、関心も集まらないのが現状です。

*お詫び

この度、イエメンからも出品を予定しておりましたが、諸事情で準備が間に合わず、今回は断せざるを得ませんでした。ただ、イエメンの人道危機は非常に深刻であり、何らかのかかわりを検討していく意向です。今回写真を提供してくださったのは、フェア・トレードでイエメンのコーヒーを扱っている(株)モカ・オリジンズです。

mocha origins

珈琲豆の栽培は、イエメンの伝統的な産業でしたが、政治的な問題もあり輸出が自由にできなくなり、多くの農家が珈琲からカートの栽培へと移行しました。 カートとは、幻覚作用のある植物で乱用がイエメンの社会問題になっています。またカートの栽培には大量の水資源の消費や農地の汚染などの問題もあります。簡単に収入を得ることができるため、農家はやむを得ずカートを栽培している現状があります。彼らも愛する土地を守るため、本当は珈琲豆を栽培したいのです。 Mocha Originsは、イエメンの珈琲豆の素晴らしさを世界に広げることにより、イエメンの社会問題を解決したいと考えています。

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会場

堺町画廊

堺町画廊

〒604-8106 京都府京都市中京区丸木材木町681
phone+fax:075-213-3636
 e-mail:information@sakaimachi-garow.com

参加団体